西表島の冬の時期は北風が強くなることが多く、大体11月から2月になります。
もちろん10月も3月も北風が強くなることもありますが、割合的に11月〜2月が島では冬になりオフシーズン、クローズするダイビングショップ、飲食店、宿泊施設など多々あるのもこの時期です。
個人的には島に来た翌年の1991年の冬からウインドサーフィンを始めたから風の強い冬の時期は大好き。トライアスロンやマラソンもやってたから冬の時期にがっつりトレーニング出来るのも嬉しかったです。
ただ独立してからはそんな呑気なことも言ってられなくて2003年に独立開業してから約10年間冬のオフシーズンは浦内川観光のジャングルクルーズのボート船長、由布島での水牛、川満スーパーで荷物の配送、各建築現場でのアルバイト、道路標識の建て替えのバイト等など冬は自分の仕事とは別にアルバイトをして生計を立ててました。
それでも海には入りたかったので空いた時間には必ずサーフィンやカイトサーフィンなどして精神を保ってました。
どうにかして冬の時期でも自分の仕事でやっていけないかずっと模索してましたが、SUPが世間に浸透してから冬ならではのSUPの遊び、SUPサーフィンやSUPダウンウインドなどの遊びを提供し少しずつ冬でもゲストが来てくれるようになりました。
それと冬でもゲストが来てくれる要因の1つは格安航空会社(LCC)のおかげもあります。
例えばピーチ航空なら冬のオフシーズン、関西空港〜石垣空港間が直前のエアーチケット料金が¥8,000前後、もっと安ければ¥3,000前後で来れるようになりました。
なので昔に比べれば冬でも多くの観光客は来ています。
それでも冬の強風は変わらないのでこの強風でSUP以外でも何か遊ぶ何か新しい海遊びがあればと考えてたところに8〜9年前からフォイルが出てきました。
フォイルが世に出てきた時はフォイルサーフィンしかなくやってる人自体が日本でもごく僅か。それで集客するのは難しく一部のマニアックな方しか来なかった。
2019年にウイングフォイルが世に出てこれは女性や全く初めての方でも遊べる海遊びなので少しずつ講習生やツアーで来てくれるゲストも増えてきました。
更にフォイルボードの革命的ボード”バラクーダ”が2023年に世に出たのがフォイル業界には大きなターニングポイントになりました。ウイングフォイル、フォイルサーフィン、ダウンウインドとあらゆるフォイルスポーツにオールラウンドにこなせるボードで今までにないくらい乗りやすく浮かせやすいのがバラクーダです。これは絶対良いと思い、当初それほどお金も無かったですが、無理して4〜5本レンタルボードとして用意しました。
ちなみにバラクーダをレンタルしてるとこって世界中探してもうちだけです。
これを機にフォイル業界の世界ではダウンウインドブームになり、国内でもダウンウインド愛好家が少し増え始めました。
それでもまだまだニッチでマイナースポーツのダウンウインドですが、日本各地にマニアックな方はいて、SNSを通じて知り合い冬の西表まで来てくれるようになりました。
私自身もバラクーダに乗り出してから海に行く回数は断然増え、少しの風やうねりでもフォイルが出来るので冬の時期はほぼ毎日ダウンウインドしてそれを自撮りしてSNSにアップしてたからの繋がりです。
更に2024年からパラウイングと新たな遊びも出来て、フォイルスポーツの幅が広がっていきました。
今ではフォイルゲストは冬の時期、ダイビングやシュノーケリングは夏の時期、SUPは年中通してきてくれるようになり、1年間通して自分の仕事だけでやっていけるようになりました。これで年中無休になりましたが、毎日海に行ける幸せと充実した楽しい日々を感じています。
私の思いは自分の住んでるエリアで毎日最適に海で遊べる方法を理解してそれに取り組んで今までやってきました。仕事の為にやってるってよりも西表島の海で自分がやってて楽しいことを他の人にも伝えたい気持ちの方が大きいです。
好きなことを仕事にして、それで生活出来ることがとてつもなく幸せを感じます。
フォイルのおかげで50歳を超えても更に充実した日々を送れるようになり、その思いをGOFOILの開発者のアレックスさんやバラクーダ開発者のカラマさんにマウイに行った時に感謝の思いを伝えたけど通じたかな?
毎朝、朝起きたら今日は海で何が出来るかなって思える毎日です。

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